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2010.04.25.---------------------------------------------------------------------------------------

22日水曜日、川越に打合があり街散策のため早々に出かけてきました。距離にして約700mぐらいだろうか、とても長いクレアモールを抜けると、商工会議所のある「大正浪漫夢通り」、そして「蔵造りの町並み」へと続く。蔵の数が少ないもののその存在感は圧巻。予想以上に迫力がある。今回仕事をさせて頂くお店も蔵造り、店内は昔のままで使いづらいながらも保存する姿勢は素晴らしい。部長さんにお話を伺うと、補修は市から「出来るだけそのまま補修」ということで、補修費用の8割を市が負担、残る2割が所有者負担とのこと。ただ補修するにも職人さんが減ってしまい大変なのだそうだ。打合は古い蔵の脇に造られ美術館とのスペースにて行いました。以前は外部だった場所で土間には井戸もあり、黒壁の風化した色ムラとグラデーションは、再現できないテクスチャーである。 詳細は新たに川越の建築探訪ページを作ったのでどうぞ →コチラへ

打合をしたお店

 
時の鐘               脇道の路地入り口 丸窓のうねる庇

昔はこの連続感が永遠と続いていたことでしょう
 
小屋組を見える通り抜けの空間    校倉風の外壁

古い民家をリノベーションしたコーヒー豆の専門店
 
非常に大きな鬼瓦          観音開きの分厚い扉のグラデーション

2010.04.20.---------------------------------------------------------------------------------------

昨年の12月にオープンした関越自動車道上り車線にある三芳パーキングエリア「Pasar三芳」を見学に行ってきました。スキー帰りに寄ろうとすると、駐車場が満車の為なかなか見られなかったのですが、仕事を請け負うことになり、いざ見学へ。設計説明会で予想の150%の売上を出していると言うだけあり、平日の昼の時間でもパーキングエリアとしてはかなりの集客。内部は予想以上に明るくリッチな造り。コンセプトはPremium Garden 「三芳の杜」。1期工事部分のフードコートは、百貨店並。東名談合坂SAが有名で以前見たときの印象は、談まさにデパ地下の様でした。三芳はそこまでは行かないまでも、昔の決して綺麗とは言えず、ただ自販機が並ぶだけのパーキングエリアとは明らかに異なる。今後は一般道からの利用や周辺住民にも喜ばれるように、ショッピングモール化が進みそうである。物販、飲食の他リラクゼーション店舗など入ると面白い。
 
夜は上部のグリーンがLEDで光る   内部の様子

明るい店内
 
窓際席もゆったりしている     正面がこれから工事をする2期工事
                 担当する店舗がこの壁の先に続く

2010.04.17.---------------------------------------------------------------------------------------
昨日、仕事で吉祥寺へ行きました。サンロード、ハーモニカ横丁と魅力的で昭和を感じる懐かしい店舗。今では本当に珍しくなりました。海外では市場や細い路地など魅力ある街が多くあるが、昨今の日本は大型店の乱立により小さな店舗が激減してしまい、魅力的な店舗と魅力的な店主との出会いなどコミュニケーションが非常に少なくなり寂しい限りである。
なぜか昨日は珍しい人と会う不思議な一日。一人目は10年以上ぶりのご対面。以前お付き合いしていた金物店の元営業の方で、現在勤務されている会社が私が修行時代に通っていた場所の近所で千駄ヶ谷の新宿御苑沿い。何か不思議な「縁」を感じた。お二人目は昨年もお会いしていますが、年に1〜2回程度お会いする部長さん。ありゃ!こんなところで。と、びっくり。そして3人目が6年ぶりぐらいにお会いする営業の方。遠目で似ているな〜と思いつつ、やっぱり! と、何だか不思議な金曜日であった。
そして夜、TOTO主催の講演会に行きました。「竹原義二 展 -素の建築-」
徳島出身、大阪市立大学で富樫研究室を経て美建・設計事務所にて石井修に従事。日本の伝統的な職人技が受け継がれないのは、伝統的な職人技を必要とする仕事が無くなった事、職人を必要とするクライアントが減った事が最大の原因。また建築は完成してから時間と供に朽ちていくもの、ならば「未完の美」自然の状態に近いまま材料を使い、時間の経過供に変化する建築を造る。例えばヒノキの柱をツルツルにカンナ掛けをせず荒々しいまま使う。石も磨かずに荒削りのまま使う。均一化を嫌い、不揃いの楽しさ面白さ、手作り感に拘る建築。大阪弁で「ほんまもん」を志す姿勢に感銘した。

2010.04.06.---------------------------------------------------------------------------------------
仕事で荻窪へ
今、西荻窪駅の耐震補強工事に伴い、JRの商業施設Dila西荻窪の改修を行っており、その中に入る店舗の設計をしている。タイトなスケジュールの中、杉並保健所へ事前協議に行き、打合の合間に駅前をブラブラと。すると工事中の現場にある看板に「設計:安藤忠雄」を見つけた。荻窪駅南口の線路に面した立地。以前東京三菱UFJ銀行だった敷地の1階に大きなオープンスペースを設けた建物が出来上がりつつある。いつものコンクリート打ち放しの安藤スタイルとは異なり、オーソドックスなイメージ。

 僅かながらにキャンテレバーの庇が安藤忠雄スタイル

2010.03.31.---------------------------------------------------------------------------------------
今日で3月も最後、明日からは4月です。
先日29日の月曜日に白金台へ
3/25~4/11の期間限定で「アール・デコの館」として一般公開されている、東京都庭園美術館内にある、旧朝香宮へ足を運んだ。白金台から徒歩で5分ぐらいの緑豊かな庭園にあり、桜の花は満開とはいかない物の花曇りの中を足早に見学。期間限定とは言えはとバスが立ちよる盛況ぶり。外観はシンプルながらも内部はとてもリッチな造りで驚いた。各部屋は天井が高く、照明器具はどれも特徴があり手作りの良さを感じた。ガラスのエッチング、建具の金物類も細かい装飾をあしらい、重厚でまさに雅な作りに圧倒された。建設当時は時代の最先端、そして当時出来る限りの技術で造られた格調高いアール・デコ建築。→コチラ


2010.03.21.---------------------------------------------------------------------------------------
川口市内にある「旧田中邸」を見学しました。国道122号線に面して建っているものの以外に知っている人は少ない。大正の初期に原料の麦と水質の良い水を利用して味噌製造を始めた田中徳兵衛(4代目)は後に貴族院にもなり財を成した。大正10年に上棟し、木造3階建ての洋館は昭和9年に増築。ファサードの洋館部分が国道に面しており、背面に木造数寄屋建築と庭園がある。洋館部分内部は豪華で力強い印象。 →コチラ








背面にある木造2階建ての数寄屋建築。
台所の漆喰は良い感じに真っ黒に煤け、和室の障子の桟の細やかなデザイン。柱は太めで全体としては力強い中に障子の繊細さが返って強調された。






日本庭園の奥には離れの茶室がある。大きな茶会が出来るほどの茶室。全てに手作り感があり、今の工業化されていない手作り感が良い。
床のタイル:目地も深くでこぼこではあるがタイル1枚1枚味ある。



2010.03.15.---------------------------------------------------------------------------------------
めきめきと暖かくなってきて、もう春です。夕方犬の散歩に近所の土手を歩いていると、小さな花が咲き始めていました。そして「つくし」を発見。昔は至る所で見られたつくしも今では日当たりの良い斜面の一部に見つけることが出来るほどの少なさ。このつくし、春にいきなり枯れたような茶隘路の茎に先端の胞子を付けて現れ、その後緑色の杉の葉のような形態になる不思議な植物。また食用らしくその味はどうなんでしょうか?

 

 

 

 


 

 

2010.03.14.---------------------------------------------------------------------------------------
 花粉症には辛い季節の到来。特に数日前から目の痒みと鼻水の勢いが止まらない。blogも更新出来ずで、あっという間に約2週間もサボってしまった。
先日、仕事で打合せをした方の話が面白かった。某百貨店建装部からフード関係の会社を経て現在は主にフード関係のコンサルタントをされており、この不景気のご時世の中忙しく活動されている。九州で9艘の漁船を所有する漁業会社が漁に出て廃棄していた「雑魚」を漬けにして都内へ空輸、ちょうど一夜漬けの美味しい頃合いに店頭に並べるという。それも格安で提供。地方に行くと特に魚介類は中々口に入らない種類の魚が新鮮で美味しいが、都内では想定以上の出費をしなければならない。美味しい食事は実に話だけでも楽しい。
新宿小田急百貨店にある地下総菜売り場を3時に見に行ったときに、混雑ぶりは尋常ではなかった。フード業界は品質とコストは厳しいにしても、顧客数は変わらず、高齢化社会ゆえより美味しく、品質の良い物を追い求めて行く姿勢は変わらないものだと痛感した。



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