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2010.07.20---------------------------------------------------------------------------------------

仕事で三芳町に行ったついでに、周辺の建築を散策。
三芳周辺の武蔵野台地は「三富新田」と言われる、年貢を納めさせるために新田開発を行い農民を集めた。さつまいもが有名になったのも武蔵野の雑木林を開拓した結果である。
江戸時代に建築された旧田島家(復元)。大きな茅葺き屋根は広い前庭とのバランスが良い。昔の農家の佇まい、土間空間、広い前庭と薄暗い室内とのコントラストは、現代の住宅には無い「日本の住空間」を感じる。使いづらさ住みにくさはあるが"気候への対応性”を感じた。



三芳町歴史民俗資料館
ここには江戸末期から明治初めにかけて建てられた旧池上家住宅が復元されている。




2010.07.18---------------------------------------------------------------------------------------
今年の梅雨は何だか短く感じ、あっという間に真夏の到来。歳のせいか暑さが厳しく感じる。
先週の日曜7/18三連休中日に六本木へ行ってきた、ミッドタウンは連休で地方からやってきた人で賑わっていた。この日は東京駅構内に次々とオープンする店舗、グランスタにエキュートを再見学。管理しているJRグループにより名称が分けられている。物販店舗はお土産品を扱っているが、低迷しており、お弁当や総菜の食物販は賑わっており、特にグランスタにある「かりんとう」は大行列。
そして丸ビル、新丸ビルは、落ち着いて見られる混み具合。やはり丸の内オフィス街のため、週末モード。丸ビルにある「鎌倉シャツ」にふらりと寄ってみた。TV仕立ての良さと低価格、ユニクロの柳井氏も愛用しているいうシャツ。常にノーネクタイの為、見るだけでした。

六本木再開発地区にそびえるガラスの高層建築「泉ガーデン」


六本木1丁目 地下への入り口 立体トラスで軽快な構造
周辺の緑地が公園の様でもあり、人が入りにくい曖昧な空間



2010.07.11---------------------------------------------------------------------------------------
昨日の金曜日夜8時45分に以前お世話になった会社の社長様から、突然の電話。曜日と時間帯から楽しい夜宴の席からのお電話かと思っていたら、「ユーストリームって知ってる?」といきなりの質問。「ユー○○○」と聞いて思い出すのは、YOUTUBEかジャニーさんネタぐらい。素直に「YOUTUBEなら分かりますが、ユーストリームって何ですか?」と申し上げると、「ッエ〜〜〜!知らないの?? 9時から秋葉原のお店でLIVE放送するから見てよ! 検索すれば直ぐに分かるから」と、思いっきり溜を作って驚かれた。会話もそこそこに電話は切れ、ユーストリームなるものを早速検索。「USTREAM」http://www.ustream.tv を発見。以前造った秋葉原店舗のカフェテリア席に広瀬香美がlive放送中、そして視聴者数が表示され一時は約500人まで到達、感心したのがtwitterやchatが同時進行で出来ること。以前までは一方通行だったメディアが今は視聴者が参加出来る様になったのは飛躍的で凄いと感心する。
翌日の土曜日に教えて頂いた社長様へお礼の電話をかけ、発案者は?と伺ったら「オレオレ、お店のグレードが上がったでしょ。」と、さっすがやることが凄いと感心した。情報発信の方法はいろいろな手段があるが、インターネット環境の普及により様々な手段がこれからも登場するのだろう。とにかく”今”に敏感であることが大切。

2010.07.08---------------------------------------------------------------------------------------
東京ビッグサイトで開催されている「DESIGN TOKYO」を視察。ノベルティや文具、インテリア小物などのデザイングッズの商談がメインの展示会である。出店者数が非常に多くとても全てをじっくりと見て回る体力が続かずさらりと流してきた。目新しいものは特に感じられず・・・
銀座へと足を運び、出来たばかりのヤマハホール、堂島ロールで有名なモンシュシュの和風新規業態「瑠璃」にてあんこ入りの堂島ロールを手土産に。銀座三越が来年2月竣工で裏側に新館を工事していた。可成りの面積で冷え込んでいる百貨店業界としては大きな工事。そういえば渋谷の東急東横店も大改修に入る予定。どのように出来上がるか楽しみである。
 新ヤマハホール 手前はモンブランビル

 銀座8丁目に完成した新しいビル
街路灯も新しいデザインとなっている

ガラス面にはドット模様が入っている



新業態 和風テイストの瑠璃 場所が分かりにくい
なんでここに1400円?

上を見上げると スパイダーマンズ

三越新館 竣工が2月末なので、3月開店かな?

2010.07.03---------------------------------------------------------------------------------------
サラリーマン時代(修行時代)にお手伝いをしていた、エムアンドエムデザイン事務所 大野さんの本が出版されていたので購入。模型や報告書など半徹夜で、書類を持って千駄ヶ谷から表参道まで何度ダッシュしたのを思い出す。事務所のお隣はあのオスカープロモーション、屋上で模型の撮影をしていると、隣でも撮影していたりと、ドキドキ・・・
ほとんどデザインの入り込む余地の無かった土木構造体である「橋」である。横浜ベイブリッジ、葛飾ハープ橋など、美しい橋のデザインを多く手がけており、スパンの長い仕事をエネルギッシュに活躍している。世界に目を向けると橋の美しさに驚かされる。まだまだ日本はデザイン後進国、大野さんの活躍を今後も期待したい。

2010.07.02---------------------------------------------------------------------------------------
なんと一月もHP更新をサボってしまった。(素直に 反省!!)

東京国立近代美術館

北の丸公園にあるこの美術館は1969年に谷口吉朗設計より開館。日本で浅井書の国立美術館で、当初は前川圀男により改修が行われたが、ブリヂストンの石橋正二郎の寄付により新築された。初期の作品だけに谷口流の軽快感がまだ影を潜めた建築である。
4/29〜8/8までに期間で開催されている「建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション」7人の建築家が空間を表現したユニークな展示。館内の写真撮影が可能で撮影した写真をアップロードできるサイトが設けられていて、見学者も参加できるシステムが設けられているのがまたユニークである。

「アトリエ・ワン:まちあわせ」
建物へのアプローチ脇に展示してある。
綺麗な芝が張られた何となく叱られそうで立ち入れなかった前庭に、子どもに大人気のキリン、ゾウ、カバの動物が待ち合わせしたかの様なオブジェに人々が集まる。この素材は「竹」。美術館のある直ぐ脇には「竹橋」があり名前の由来の通り、昔は「竹」で造られていたという諸説があると言う。加工次第で自由な形が造れ強度もある竹、中国では今でもどんなに高い建物であっても足場に竹を使用している。本イベントは当初「楽しい建築」であったが、結果的に「建築はどこにあるの?」に変わってしまったようで、「楽しい建築」として竹を建築的に捉えながら遊び心を展開した作品。



「中村 竜治:とうもろこし畑」
なんとも迫力のある質量、努力の結晶とも言える。なんと紙で立体を構成し、半透明のモアレが幻想的な作品。紙をレーザーでジグザグにカットし1本の細いラインを折り曲げ、段ボールの型紙に合わせて連結して行く、細かい単純作業が実を結んでいる。タイトルの「とうもろこし畑」でこんな体験はしたことが無いが、この紙が微細な風で揺らめいたりすると楽しい。
 


「鈴木 了二:物質試行 51 DUBHOUSE」
一番建築っぽい作品、ところがスケールがおかしい。縦方向が縮まり横方向が伸びている。5才以下限定建築の様な不思議な空間。床面の強化硝子に反射して浮遊感が生まれ、不思議な空間が生まれる。

 




「中山 英之:草原の大きな扉」
1/3スケールの草原にあるカフェをイメージ、大きい:小さい 広い:狭い その基準はどこにあるのか? それは周りの環境に依存され、近づくにつれ自分というスケールを基準に判断される。小から大、大から小 へのストーリーとでも表現できそうな作品。





「菊地 宏:ある部屋の一日」
建築と太陽との関係を模型にスポットライトを当て、シルエットで表現。
写真撮影できなかったが、プロジェクターから窓辺の風景を動きのある映像で表現し、時間を感じる情緒溢れる懐かしさを感じた。

「伊東 豊雄:うちのうちのうち」
近作、現在進行中のプロジェクトである建築を中心にして外周へ拡張させた。建築が無限に広がるファクターから単に一部のみを切りって置かれたことを表現している。豊富なアイディアと飽くなきチャレンジのたまもの。

現在進行中の今治に建設予定である伊東豊雄ミュージアムの外観そのもの
 
バークレー美術館の壁         台湾大学社会科学部棟の樹木のような構造

多摩美術大学図書館の極薄アーチの連続

台中メトロポリタンオペラハウスの構造
 
                  伊東豊雄ミュージアムの増殖

「内藤 廣:赤縞」
真っ暗な空間に赤いストライプの連続。布を揺らめかすと赤い光が面と角度により無限に変化する。この赤いレザー光は現場で使われる水準器の光。昔は現場のあちこちに1mのメーター墨と言われる基準墨があったが、今はこのレザーが主流で、特に内装現場では必需品である。(写真無し)


2010.05.27.---------------------------------------------------------------------------------------
先日引渡を行った、西荻窪が本日オープン! 山手線の中吊りに宣伝していたのも先日見つけた。夕方4時過ぎに到着し、改札の手前から見て,ものすごい人にビックリ。よく見ると半分以上の人は中をぐるぐる見学している。10店舗の中で人気があったのが、餃子店、和総菜。半額ワインが人気のワイン店。2.5mの通路幅はアメ横並みだった。





2010.05.22.---------------------------------------------------------------------------------------
3月からスタートした、西荻窪の現場が、昨日引渡しを行いました。JRの耐震補強工事に伴い、高架下の既存店舗が次々と改装しています。滅多に下車することのない「西荻窪」ですが、今回はJRの商業施設の中で、庶民的で小型の「Dila」の名称で、全10店舗が今月27日にオープンします。その中の2店舗の設計をしました。非常に小さいながら約2ヶ月間、長い様で短い期間でした。内部の壁天井、設備一式はJR側の費用負担で工事を行い、出店者は厨房機器や什器類を持ち込んで営業します。費用はJRでも設計上は全体を考えなければならないので、作業内容は盛り沢山。完成すると苦労も忘れます。

西荻窪の改札正面

設計した おにぎり屋さん コシヒカリを日本一所有している会社です
なまこ壁風の什器

設計した 餃子屋さん 今までのイメージから高級感を出したいとの要望でした
看板がまだ出来上がっていません。

お隣の店舗 什器背面の行灯(障子の桟が3ミリの小間返し、壁はタイル)

改札を出て直ぐにある「串の家 ちょろ」
以前お世話になった会社の調理長が8年前に独立してやっています。8年ぶりにお会いして元気そうなHさんでした。帰りがけにおにぎり屋さんでお世話になった方と一緒に立ち寄りました。安くて旨い!
昼間の準備中に入り口にかかっているのれん「大吉」。昔の社長Jさん直筆の書体、懐かしいです。

2010.05.16.---------------------------------------------------------------------------------------
13日にたくさんの図面を抱えて打合をした後、材料メーカーのある赤坂見附へ行った。山王下稗田神社入口交差点にある「ソフトウェア情報開発本社ビル」、表参道のプラダ青山店と同じ菱形窓。ガラスにはモザイク様に建物が映りこむ。


14日の金曜は川越へ打合。今回は川越市駅からメインの蔵通りから少し外れた場所にある古い建築を見た。
 
土壁が劣化して下地の小舞が露わになっている    白壁といぶし銀の瓦のコントラスト
 
骨太で重厚なデザイン               蔵を改装していた店舗



2010.05.05.---------------------------------------------------------------------------------------
昨日の5/4.GW真っ直中に川越へ行きました。この日はお祭りで道路は歩行者天国、大勢の人で賑わっていました。前回時間切れで廻れなかった、「山崎美術館」と「蔵造り資料館」。今回「川越の蔵造り」をテーマにデザインしようと思い、色々と調べていますが、川越の蔵で使用されている黒い漆喰壁、「黒漆喰」「黒壁」とも言われ、江戸で流行った仕上げだそうです。大火から建物を守るという理由から漆喰を厚塗りするわけですが、この黒壁は通常の白い漆喰に炭の粉を混ぜて練り上げ、丁寧に何度も磨き上げるのが黒壁。現在の壁は劣化してしまいツヤが全く見られないが、江戸時代には鏡の様に映るほど磨き上げられたそうです。磨き上げると漆の様に反射して何とも艶やかで粋な壁になるそうですが、その職人も現在では3名ほどしかおらず、その美しさを目にすることは難しいようです。比較的新しい、蔵造り通りの中央付近にある「苗木醤油川越店」は、モルタル金鏝仕上げに塗装している様に見えました。そしてほとんどの建物には蔵から通りまで、重い荷物を運搬するためにトロッコがあったこと。今ではほとんどが見られないが、床の石貼りなどにレールの名残が感じ取れる。今回はディテールにも着目して見て歩きました。そして写真を川越の建築探訪ページに追加しましたのでどうぞ →コチラへ

 
イベントで山車でお囃子                天狗&ひょっとこ(実は女の子)

蔵の大きなドアの内側には木製のドア、非常に細かく細工がしてあり、重たい外側の厚いドアに密着するように丁番で細かく折れ、迫り出してくる
扉の上部にある「まぐさ」の欠き込みのアールが綺麗
 蔵の外壁にある「ツブ」と言われる折れ釘、はしごなどを引っかける
根本の半球は漆喰で出来ている
 蔵の2階から通りを見る

 

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